-
日時
2016年11月30日
-
場所
千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラムG407会議室
-
受講料
10,000円(税込)
-
対象者
廃棄物及び有価物の排出事業者
-
定員
45名
廃棄物処理法の度重なる改正にもかかわらず、いまだにビーフカツ横流し事件などの重大な事件が発生しています。しかし、これから循環型社会の構築を考える上では、目の前の廃棄物リスク対策だけでなく、国際的な動向を踏まえた視点が重要になります。
ひとつには、廃棄物の定義に関する問題です。リサイクルの推進と、e-waste等の不適正処理の防止をどう両立させるのか、EUのサーキュラーエコノミーの動向を踏まえ、今後について考えます。
さらに、昨年末に開催されたCOP21(第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議)をふまえ、CO2の観点での委託業者のマネジメントの機運も高まっており、その内容と背景について、基礎から体系的に解説します。
【セミナー概要】
(1) 廃棄物&有価物の処理・リサイクルリスクとそのマネジメントの事例と方法の解説
廃棄物(無価物)だけでなく、有価物についても処理・リサイクルの状況を把握する必要性と具体的方法に関して解説します。有価物の不適正処理及びリサイクル率の問題等についても事例を交えて解説、法改正の検討状況についても解説します。
(2) 廃棄物&有価物の委託業者のCO2の観点でのマネジメントの必要性とその背景
COP21を背景として社会が大きく転換しつつあり、CO2についてもサプライチェーン管理の必要性が高まる中で、排出物についても無価/有価関係なく委託先の状況把握が必要となること、及びその具体的な背景について体系的に解説します。まずは気候変動問題とビジネスへの影響の全体像について基礎からポイントを解説した上で、収集運搬・処理委託業者のCO2の観点でのマネジメントの必要性について解説します。
13:30
受付開始
14:00-14:10
開催の御挨拶
株式会社ブライトイノベーション 代表取締役 中作憲展
14:10-15:00
廃棄物&有価物処理・リサイクルリスクとそのマネジメント
スズトクホールディングス株式会社 事業開発部課長 堀口昌澄
15:00-15:10
質疑応答
15:10-15:20
休憩
15:20-16:10
廃棄物・有価物委託業者のCO2の観点での管理の必要性とその背景 ~気候変動問題との関係の観点から~
株式会社ブライトイノベーション 執行役員 荻巣和紀
16:10-16:20
質疑応答
16:20
閉会
(その後質問等のある方は16:45まで受付)
スズトクホールディングス株式会社
事業開発部課長 堀口昌澄
1974年生まれ。早稲田大学卒業後、アミタに入社。廃棄物処理法のコンプライアンス支援のコンサルやセミナーの第一人者となる。2016年4月スズトクホールディングスに転職。現在、新事業開発部イノベーション担当課長として、静脈産業の育成と活性化・持続可能社会の実現に取り組む。
株式会社ブライトイノベーション
取締役 荻巣和紀
食品メーカーを経て、監査法人トーマツ(Deloitte)及び新日本監査法人(Ernst & Young)の環境・サステナビリティアドバイザリー部門にて、環境経営コンサルティング業務及びサステナビリティアドバイザリー業務に従事した後、株式会社ブライトイノベーションの創設に参画。現在、大手企業向けの気候変動対応や環境戦略、TCFD、SBT、及びCDPに係るコンサルティング及び研修業務に従事。博士(地球環境学, 京都大学)。