主に生物多様性や自然関連課題に関するコンサルティングを担当しています。2030年ネイチャーポジティブ実現に向けて、企業はTNFD提言に沿った開示が求められています。TNFDでは、企業活動が自然とどのように関わっているのか、どのような生態系サービスに依存しているのか、そして自然にどのような影響を与えているのかを把握する必要があります。
私は、さまざまなツールや企業の活動内容、ESGデータ等を用いて分析し、自然への依存と影響の特定・評価のご支援をしています。また、その結果を踏まえて自然関連のリスクと機会の特定、シナリオ分析の実施、開示案の作成等もご支援しています。TNFD以外では、CDP(フォレストや生物多様性)の評価向上支援等に加えて、気候変動関連や水関連の業務も複数担当しています。
TNFD開示では、企業の操業やバリューチェーン全体で、どのような生態系サービスに依存し、自然に影響を与えているかを把握する必要があります。活動拠点が国内のみの企業であっても、原料や使用している物品の調達先が海外であるケースは多く、実際にその地域の自然環境を目にしたことがある方は多くありません。
私は南太平洋や東南アジアで野生動物を調査、研究していましたが、調査地周辺では鉱山開発で森林が消失した山や、一面に広がるパーム油のプランテーション等を目の当たりにしてきました。こうした調査や、その後、NGOに所属して行った環境保全活動の経験は、TNFD開示のための分析で活かされていますし、現場の目線を通じてクライアントの開示に貢献できていると考えています。そして、その積み重ねがネイチャーポジティブの実現につながると信じています。
自然関連課題に関するコンサルテーションについては、私だけでなく生態学分野の研究を大学院で行ってきた社員が複数在籍しており、これが大きな強みだと考えています。TNFD開示のご支援では複数のツールを用いて自然関連のリスクと機会を特定していきますが、生態学のバックグラウンドがあることで、データの解釈についてもしっかりとご支援ができています。
もう一つの強みは、各コンサルタントが複数領域のコンサルティングを行っていることです。私の場合は、TCFDやCDP等のご支援も行っております。TNFDはTCFDを参考にしており、CDPもTNFDとの整合を強化しています。そのため、TNFDのご支援であっても、TCFDや国内の開示基準(SSBJ等)、CDP回答まで視野に入れたコンサルティングを心がけています。
専門性を高めるには、とてもよい環境です。複数の領域に関われることで視野が広がりますし、それぞれの領域に精通したコンサルタントと一緒に仕事ができることも、専門性を磨く上で重要です。一例として、TNFDのご支援において、気候変動やサーキュラーエコノミーの知見を持っていることでご支援の幅や深さが変わってきます。
また、ブライトイノベーションには、リサイクル関係や貿易関係のグループ会社があるのも特徴です。コンサルティングにおいて、リサイクルによって自然への負荷を低減したり、調達先の調査をしたりすることが必要となるケースもありますが、これらに詳しい社員も在籍しており、いつでも相談ができます。
社員は会社のミッションである「世界に明るい変化をもたらす」に共感し、少しでも地球環境をよくしたいという思いで精力的に働いています。常に最新情報をキャッチアップしようとする姿勢があり、疑問に思ったことを質問すれば、しっかりと答えてくれるメンバーがそろっている環境です。