コンサルティングサービスを受けるまでの経緯
支援前に抱えていた課題
当社は中長期環境ビジョンとして、「Panasonic GREEN IMPACT」を掲げ、サステナビリティ経営を推進しています。こうした中、近年ではCDPをはじめとする国際的な評価機関やイニシアチブへの対応が年々高度化、複雑化しています。
特にCDPは各設問の意図や評価ロジックの変化が非常に早く、最新の要件を正確に把握することが難しいという課題がありました。加えて、パナソニックグループ全体にまたがる膨大な情報をどのように整理し、整合性を確保したうえで、CDPの設問に沿った回答を作成するかという、実務上の課題をも抱えていました。
具体的には、限られた時間の中で、CDPが求める高品質な回答を作成する必要があり、担当者への負荷が非常に大きい状況でした。回答作成が特定の担当者に依存し、作業負荷が過多となる中で、“戦略とサステナビリティ情報開示をいかに連動させるか”が大きな課題となっていました。
当社を知ったきっかけ
経済団体などを通じて親交のある他社の担当者様から「CDPにおいてブライトイノベーションさんの支援を受けている」という実績を伺ったことが最初のきっかけでした。
その後ブライトイノベーションさんのウェブサイトや、事例紹介を拝見する中で、“サステナビリティ情報開示に対して非常に高い専門性を有する企業”ということがわかり、依頼をすることを決めました。
支援先を決定した理由
当社グループでは、SBTiの短期目標(SBT Near-Term)については2017年に認定を取得をしていましたが、更新にあたりより厳しい1.5℃目標へと再設定したいと考えていました。ブライトイノベーションさんには、既にCDPの回答支援をお願いしており、コンサルタントの皆様の高い専門性や対応力を実感していました。そのため、SBTの短期目標の更新、及び、長期目標(SBT Net-Zero)認定支援についても、安心してお任せできると考え、依頼することにしました。

コンサルティングサービスを受けた感想
当社が支援した内容
SBTiに関しては、2023年に、既に認定を取得していた短期目標をより厳格な1.5℃目標へ再設定するプロセスをご支援いただき、無事に短期目標の認定を取得することができました。その後、長期目標の策定についても支援もお願いし、2024年には長期目標(SBT Net-Zero)の認定も取得することができました。
当社の支援対応
例えばSBTi審査員とのやり取りにおいては、基準や要件に関する英語でのコメントや追加質問が送られてきますが、それらは文章をそのままを読んだだけでは内容が高度で理解しにくい場合もありました。そうした点についても、ブライトイノベーションさんのコンサルタントの方々から、背景や意図を含めて非常に丁寧に分かりやすく解説いただきました。
また、当社から「本来はこのようにあるべきだと理解しているものの、現状はここまでの対応にとどまっている」という説明に対し、ブライトイノベーションさんからは「それであれば、このような形でSBTiに説明してはどうでしょうか」といった具体的な提案をいただきました。その的確な助言があったからこそ、認定取得につながったと感じており、大変ありがたい支援だったと考えています。
SBTの認定は5年毎の更新が必要となるため、今後の更新時においても引き続きさまざまなご支援をいただければと考えています。

パナソニックグループ様の今後の取り組み目標
短期的には、情報開示の更なる精度向上と、社内部門の巻き込み強化を図っていきたいと考えています。中長期的には、マテリアリティとして位置付けている気候変動や資源循環といったテーマについて、非財務情報と財務情報の統合を進めていきたいと考えています。また、グローバル拠点含めたデータ基盤の強化にも取り組んでおり、より精緻な数値に基づいた情報収取が可能となるよう整備を進めています。
大きな目標としては2050年のScope3を含めた実質ゼロを達成することを掲げています。その実現に向けて、“課題解決の先にある戦略的な開示”を、今後の情報開示の目標としています。
